高麗人参とは

神秘の妙薬

神秘の妙薬との呼び声も高い『高麗人参』。
原産地朝鮮半島を有するアジアばかりでなく世界中でその効果は認められ、そして愛されている生薬です。
東洋医学界でも古くから重宝されたこの高麗人参。とはいえ謎に満ちた部分も多いのが実情です。
そこで今回はちょっぴり知りたい、ベールに包まれた朝鮮人参の謎をちょっとだけ覗いてみましょう。


その歴史とは なんと4000年前!

4000年以上もの昔から、朝鮮半島や中国の人々の体の治療に役立てられていたという高麗人参。奈良時代、聖武天皇あてに高麗人参30斤が送られた記録も残っていることから日本に伝わった歴史もかなり古いようです。

人参だけど人参じゃない

高麗人参

その名前から人参の一種と思われがちな高麗人参ですが、種類は全く別もの。一般家庭で食べられている人参がセリ科であるのに対して、高麗人参はウコギ科。実は似ているところといえば、外見と根っこが土に埋まっているところぐらいしかありません。
そもそも人が入ることなど到底できないような山奥に育っていた高麗人参。それを人の手により栽培することは至難の業でした。多くの失敗を経て、長い年月をかけた末に見いだされたのが今日の栽培技術です。
高麗人参の栽培基本は、まず土づくり。
化学肥料を一切使わず、約3年をかけて畑の土を肥やしていくとても地道な作業です。そして、ようやく種をまきます。そこから商品になるまでの期間は最低でも3年。こうして高麗人参はじっくり手間暇かけて育てられるのです。

高麗人参の栄養素サポニンの効果とは

栄養価が高いと称されている高麗人参ですが、その含まれる栄養素の代表格が『サポニン』です。
・免疫力の向上 
人それぞれが持っているナチュラルキラー細胞(NK細胞)。けがや病気を治したり、予防するために体内で大活躍してくれる細胞です。ただこのNK細胞、疲労やストレスが原因でその働きが鈍くなることも。そんな時、NK細胞の活性化に一役買ってくれるのが、高麗人参に含まれているサポニン。サポニンを摂取することでNK細胞が活発化し、私たちの体内の免疫力が高まります。

・血液ドロドロの解消
現代日本人とはどうしても切り離せない食の欧米化。これによって、血中悪玉コレステロール値の高い人が増えつつあるようです。 ただこのことは、脳梗塞や心筋梗塞の原因と深い関係があるので要注意。 サポニンには、そんなコレステロール値の値を下げてくれる効果、同時に血流を良くする効果が期待できます。

・美容にも効果あり?
サポニンの血流の改善効果により期待できるのが肥満防止や美肌。特にサポニン効果で血流が良くなることは、肌のターンオーバーのスムーズ化につながります。結果的に美肌が実感できるのです。

最高品種とは6年もの7年ものじゃダメな理由

3年以上かかる高麗人参の栽培ですが、栽培に時間がかかった分だけサポニンの含有量も増えていきます。 市場でよく見かけるのは主に4年~5年栽培された『4年根』や『5年根』。
6年栽培されたものは『6年根』と呼ばれ、サポニンの含有量も別格。
最高級の高麗人参として扱われます。 ただ栽培期間が長ければいいものでもなく、7年以上の高麗人参は根腐れや害虫被害によるリスクも増え、逆に品質が悪くなってしまうようです。
高麗人参を選ぶときは、栽培期間がカギになりそうです。

世界的著名人たちにも愛された高麗人参

古くから王族や貴族に愛されていた朝鮮人参。その人気はヨーロッパ各地にも広がり、私達になじみの深い著名人も実は愛用者だったいう説も。
例えばイギリスの現エリザべス女王やヨハネパウロ2世、そして世界的思想家ルソーなど。 特にヨハネパウロ2世は、年老った体を力づけるために高麗人参を摂取。のちにバチカン主教の間でも高麗人参ブームが沸き起こったそうです。
日本でもかの徳川家康が、肌身離さず持ち歩いていたことは有名ですね。 いかがでしたか。 太古の昔から愛されてきた高麗人参。
今なお世界中で人気があるのは、我々の健康に様々な良い効果をもたらしてくれるからに違いありません。 種類もさまざまな高麗人参。上手に選び、摂取することで毎日の生活に元気と潤いを与えましょう。


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