サポニンは糖尿病にも効果的

サポニンと糖尿病

サポニンはさまざまな植物に含まれる成分です。含まれている植物によって、なんと30種類以上のサポニンがあるんです。種類のよってその効果・効能には違いがあり、さまざまな目的に使われてきました。かつては石鹸やシャンプーとしても使われたり、アトピーの治療、高血圧の薬、さらに滋養強壮や美容目的など幅広い目的で使用されてきました。サポニンの種類別では、大豆サポニンは肥満防止や抗酸化作用、小豆サポニンは利尿作用や血液浄化、米糠サポニンは洗剤としてなどの効果と活用法です。そして最近注目されているのが糖尿病への効果です。

糖尿病ってこんな病気

糖尿病の種類

糖尿病は、インスリン作用の不足が原因で慢性的な高血糖状態からおこる代謝疾患です。正常な健康状態の方は空腹時の血糖値(血液中のブドウ糖の濃度)は110mg/dl以下で、食事をして血糖値は一時的に上昇しますが、膵臓すいぞうのβベータ細胞からインスリンが分泌されると、数時間後にはもとのレベルまで下がります。一方で糖尿病患者の場合、インスリン分泌低下あるいはインスリン抵抗性の状態になり、食後の血糖値が著しく上昇します。そして空腹時にも血糖値が上昇し、常に血糖値が高い状態が続くようになります。
そして糖尿病は大きく2種類があります。最も多いのが2型糖尿病です。2型糖尿病は、インスリンを作り出す膵臓が十分にインスリンの分泌ができず、インスリン分泌不全となります。そしてインスリンが十分作用しないのでインスリン抵抗性の状態となります。これまではインスリン非依存型糖尿病とも呼ばれていましたが、現在では1型糖尿病と区別するため、2型糖尿病と呼ばれています。糖尿病患者のうち90%はこの2型糖尿病です。2型糖尿病は食事指導と運動、薬の内服や注射やインスリンで治療が行われています。一方で1型糖尿病は、すい臓がインスリンをほとんど、またはまったく作ることができません。こちらは糖尿病患者の10%以下と珍しいタイプです。

なぜ糖尿病にサポニンが良いのか?

特に高麗人参に含まれるサポニンに糖尿病の予防や悪化防止への効果があると考えられています。それは高麗人参のサポニンがインスリンの分泌を促す作用があるためです。そして高麗人参に含まれるサポニン以外の成分の中にも、インスリンに似た働きがあることもわかっています。
高麗人参に含まれるはサポニンには脂肪の吸収を抑制する作用やコレステロール値の低下の作用もあります。そのため糖尿病の方が抱える肥満症状にも有効です。そして糖尿病の方は合併症がある場合があります。例えば網膜症の失明や腎不全、自律神経障害、壊疽、脳梗塞が含まれます。実はサポニンはこれらにも効果があるとも考えられています。
このように糖尿病そのものの予防や対策にはもちろん、糖尿病の方が抱える症状にも有効なのがサポニンです。疲労感、皮膚の乾燥や痒み、手足の感覚が低下、皮膚の違和感や指のチクチクさした感触、感染症にかかりやすいなどの糖尿病特有の症状は、サポニンの滋養強壮や健康促進などで効用があるでしょう。サポニンはお薬ではありませんので、即効性はありませんが、多くのサプリメントに高麗人参のサポニンが含まれたものがありますので、健康促進の一つとして取り入れると良いでしょう。
最近は高麗人参以外にも薬用人参人気が高まりつつあります。さらにサポニンの含有量が高い薬用人参なども注目されており、ますますサポニン人気の様子です。高麗人参の血圧を上げる効果にデメリットを感じる方用に、最近では血圧を下げる薬用人参も話題となっています。ますますサポニンへの期待は高まるばかりです。

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