サポニンの副作用の注意点

サポニンの副作用

多くの植物に含まれているサポニンですが、その効果の高さゆえ、いくつかの副作用についても指摘されてきました。たとえば、ごぼうに含まれるサポニンには非常に強い溶血作用があるので、血液を止まりにくくしてしまいます。コレステロールを下げるお薬としても用いられているのですが、悪玉コレステロールを下げると同時に善玉コレステロールをさげるという欠点があります。このような副作用があるため、サポニンを摂取する場合に知っておくべきいくつかの注意点があります。

いろいろな種類のサポニン

食品に含まれているサポニンにはいくつかの種類があります。大豆サポニン、ごぼうサポニン、高麗人参サポニン、あずきサポニンなどです。実はそれぞれのサポニンによって、効果や副作用も違いがあります。まずは自分が摂取するのはどのサポニンなのか、副作用に着目するなら、どのような副作用があるのか、ということを知っておくのが大切です。具体的には、副作用が多いと考えられているのはごぼうサポニンです。ごぼうに含まれる強いあくは、多くのサポニンを含んでいますが、反面、先にあげたような溶血作用、善玉コレステロールを下げてしまう作用もあります。このサポニンを摂取には十分な注意が必要です。ごぼうのサポニンに対しては、皮むき、あく抜きの前処理が必須です。

症状や病気

溶血作用や善玉コレステロールの分解による影響は体内にいくつかの悪影響をおよぼします。例えば溶血作用が進むと、溶血性貧血などが起こることがあります。溶血性貧血は、赤血球が破壊されることによって起こる貧血です。赤血球が破壊されることを溶血と言い、溶血により貧血の症状があらわれます。赤血球が正常より早く血管や肝臓、脾臓、骨髄などで破壊されてしまうと、血管内溶血や血管外溶血が起こります。血管内の溶血が進むと血色素尿、発熱、黄疸などの症状が見られることがあります。
そして善玉コレステロールは、血管内の不要な悪玉コレステロールを取り除き動脈硬化などを抑える効果があります。そのため血中には、通常40~74mg/dlの善玉コレステロールが含まれているのが正常ですが、それを下回ると多くの疾病を招きます。低善玉コレステロール血症は、善玉コレステロールが少なすぎる状態を指します。善玉コレステロールが少ないと、血液中から余分なコレステロールを取り除く作用が低下し、悪玉コレステロールがたまりやすい状態になります。そして、動脈硬化、メタボリックシンドローム、虚血性心疾患、糖尿病など、さまざまな疾病のリスクを高めます。脂質異常症は、悪玉コレステロールの値だけかと思われがちですが、実は善玉コレステロールの数値もとても大切です。善玉コレステロールが減ってしまう原因としては、運動不足、肥満、喫煙などもありますので、一概にサポニンだけの原因とは限りませんが、運動やバランスのよいお食事は、これらのリスクを減らすことに効果的です。サポニンを摂取する場合でもこれらを実践することはとても重要です。

注意点

このようにサポニンを服用する前に、いくつかの副作用や影響についてしっておくのが便利です。またそれに通じる症状や病気を知っておく必要もあります。
副作用ではありませんが、好転反応がみられる場合があります。好転反応はいわゆる揉み返しのようなものです。飲み始めの一時期の効果が表れる過程で、特定の反応が見られることがあります。サポニンにもこのような症状が見られることがあります。気分がすぐれずめまいがしたり、眠気やだるさに襲われることがあるかもしれません。それ以外にも、頭痛、胸やけ、腹痛などを感じることもあります。このような好転反応の症状はごく稀ですが、心配には及びません。効果があらわれるまでの一時的なものですので、万が一、長く続く用であれば服用をご注意下さい。

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