漢方と高麗人参

漢方について

高麗人参の種類

高麗人参は、漢方のひとつです。伝統的な診断法によって、使用する生薬の選別と調合を行って処方された生薬方を漢方薬と呼びます。漢方薬は、「神農本草経」という中国の医学書において、上薬、中薬、下薬の3種類に分けられます。これは、質の良し悪しではなく、薬の性質を表しています。では、どんなものなのか、みてみましょう。

下薬

下薬の性質は、病気を治すことを主軸に置いています。すぐに効果がみられる薬です。ただし、毒性が強い、つまりは副作用があるため、長期にわたっての服用は控えなければいけません。
大黄、附子、半夏、黄柏などが下薬にあたります。

中薬

中薬は、人によって毒性の有無、副作用の有無があり、その人に応じた配合を行うことで、病気を予防することを主としています。
当帰、柴胡、芍薬、葛根、乾姜、麻黄といった漢方が中薬にあたります。


上薬

健康を養うことに主軸を置いているのがこの上薬です。毒性はなく、飲み続けて、健康を養っていきます。神農本草経には、不老長寿の薬とうたわれていますが、そのくらい、健康に良いということでしょう。
甘草、桂皮、人参、山薬、大棗、胡麻、地黄、五味子、高麗人参などがこの上薬として位置付けられます。

高麗人参は?

高麗人参は、上薬にあたります。上薬は、下薬のようにすぐに効果が出たりすることはありません。しかし、飲み続けることで、徐々に体質が改善されていきます。慢性的な病気の治療には、漢方薬の中でもこの上薬がよく用いられます。体質を改善し、病気にならないように予防していく、そして、同じ病気を繰り返さないように整えていく。食事療法は、上薬の位置づけになるといってもよいでしょう。まさに、医食同源を地でゆくのがこの上薬といっても過言ではありません。
上薬の中で身近にあるのが、高麗人参、胡麻といったものになります。病気の予防、健康の養生にはぴったりです。