緊張性冷え性

ストレスが重なって起こる緊張性冷え性

最近、急増しているのが緊張性の冷え症です。冷え症は昔からあったものですが、緊張性の冷えは、現代を反映するような新しいタイプの冷えと言えます。
冷えは、ストレスと深い関係があります。体の様々な働きは自律神経がコントロールしていて、体温を調整つするのも自律神経の役割です。
この自律神経の働きは、脳の視床下部というところからの指令によってコントロールされていますが、実は視床下部はストレスを認知する部分でもあります。
つまり、体の働きと心の動きをつかさどっている部分は、脳という装置の中ではとても近くにあるので、お互いに影響されやすいのです。
そのため、人がストレスを感じて緊張したり、心配事をため込んだりすると、それが自律神経の乱れとなり、体の調節機能にも乱れが生じます。いわゆる自律神経失調症となるのです。

ストレスが自律神経を乱し体を冷えさせる

自律神経失調症になりやすいのは、どちらかというと内気で几帳面で、神経質な人。ストレスを感じやすくためやすいため、特に人間関係のトラブルに巻き込まれやすく、心配事を背負い込みがちです。
このような時は、お風呂にでもゆっくり入って体を温め、副交感神経の働きで心身をリラックスさせることができればいいのですが、こういう人に限って、神経ばかり高ぶらせ、リラックスするのがヘタな傾向があります。
ストレスを抱えたままでいると、体には、さらに様々な影響が及びます。ストレスは交感神経を優位にし、体を緊張させて、体を冷やす最大の要因にものあるのです。
常にストレスを抱えて緊張していると、よく肩こり、胃痛、頭痛などの症状が出てきますが、このような症状はまさに体が冷えている表れでもあります。現代人には、みんなどこかでストレスを抱えているのです。いってみれば、全員が冷え症予備群といえます。
ストレスは万病のもとといわれ、心のかぜとも言われます。うまく解消できなくても命にかかわるようなことはないのですが、こじらせると怖いところも風邪と似ています。体が冷えると、心も落ち込んできます。
逆に心がリラックスすれば、体も温かくなります。ストレスに強い人は冷えにも強いといえます。心が落ち込む時は、体で支える。逆に、体の具合が悪い時は、心で支えるようにしていきましょう。そのうち、体も心も次第に温かくゆったりしていき、イライラ、くよくよも消えていきます。現代の冷え解消は、こんな姿をイメージしても良いのではないでしょうか?
冷えをためないことは、新陳代謝の良い身体にすることは、こっと心にもよく効くはずです。

現代生活の新しい「ストレス」

一口にストレスといっても、内容はいろいろです。プレッシャーや悩み、不安、恐怖、怒りなど精神的なストレスだけでなく、不規則な生活や睡眠不足なども、自律神経を乱す原因となります。また、最近注目されているのが、電磁波や食品添加物、化学物質などによるストレス。つまり、環境汚染の問題です。電磁波は、電気と磁気が影響し合って作られる波で、携帯電話やパソコン、電子レンジ、電磁調理器などから放出されます。体への影響については研究半ばで、まだ結論は出ていませんが、病人やお年寄りなど、体力の弱っている人には悪い影響がでると考えられます。